
横浜国立大学理工学部建築都市環境系学科卒
一級鉄筋技能士
一級鉄筋技能士(施工図作成作業)試験をできるだけ低コスト・時短で合格したい方向けにマインドマップを作成しました。
ぜひ試験勉強の参考にしてください。
目次
試験概要
試験についてのポイントを押さえておきましょう。
試験日と申し込み期日を押さえておけばOK
試験日と申し込み期日は「中央職業能力開発協会(JAVADA)」のHPで確認しておきましょう。
申込用紙を手に入れるのが非常に面倒で、各都道府県の職業能力開発協会に問い合わせて郵送してもらう必要があります。
製図台を使った練習は直前だけで良い
製図台は試験以外ではおそらく一生使いません。
一生使わない製図台の使い方に多くの時間を割くのは無駄ではないと思いますが、非常に非効率です。
試験では仕方なく製図台を用いて製図しなければなりません。
しかし、各都道府県の職業訓練校で実施される直前対策を受講して製図台の作図練習をすれば試験対策としては十分なので安心してください。
製図台を用いた作図練習は職業訓練校の直前対策だけで良い
それよりも鉄筋工事の基本知識をおさえておこう
試験突破のための鉄筋工事の基本知識
「一体式構造」の理解が基本のキ
鉄筋工事の書籍には一体式構造の説明が必ず最初に記載してあります。
鉄筋工事の重要概念である「定着長さ」「重ね継手長さ」「カットオフの余長」は、複数の構造体が一体化するために必要な概念です。
「一体式構造」という言葉は鉄筋工事特有の言葉で、建築士や施工管理の分野ではおそらく出てきません。
鉄筋工事を学ぶ上ではとても重要な概念なので、まずこの言葉を理解しましょう。
現場で型枠を組み、コンクリートを流し込んで構造体を作る方法は、柱・梁・床などの構造部材が一体となって作られるので一体式という
柱主筋とフープ筋さえ押さえておけば良い
柱を構成する鉄筋にはベース筋、柱主筋、帯筋(フープ筋)、はかま筋があります。
試験では柱主筋とフープ筋を押さえておけばOKです。
梁は追い出し筋、中間材、追い終い筋の計算方法の理解が必須
試験では大梁の作図が最大の関門です。
梁の作図を適切に行うには、追い出し筋、中間材、追い終い筋の計算方法の理解が必要になります。
ここさえ押さえておけば試験はほぼ突破できたと言っても過言ではありません。
職業訓練校の授業でも、追い出し筋、中間材、追い終い筋の計算方法が重要な授業項目になっているはずです。
追い出し筋、中間材、追い終い筋の計算方法が理解できればほぼ合格ラインに到達する
施工図の作図のコツ
鉄筋工事の基本が理解できればほぼ合格ラインに到達しています。
後は、試験時間内に作図を完了させるコツをつかむだけです。
柱の作図のコツ
柱の作図のコツは2つです。
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1.「パネルゾーンの寸法は梁せい寸法を記入する必要がある」と記載があるので要注意 2.フープ筋の40mmなどの細かい箇所はフリーハンドで描く |
「パネルゾーンの寸法は梁せい寸法を記入する必要がある」と記載があるので要注意
フープ筋の40mmなどの細かい箇所はフリーハンドで描く
大梁の作図のコツ
大梁の作図のコツは1つだけです。
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試験問題に沿って、追い出し筋、中間材、追い終い筋を算出する |
試験問題に沿って、追い出し筋、中間材、追い終い筋を算出する
実際の試験では「追い出し筋は○○mmの定尺材を使用する」「アンカーは○○mmとする」などのように部材やはたらきの指定があります。
追い出し筋や中間材の指定があれば、簡単に追い終い筋が算出できます。
試験では追い出し筋・中間材の部材が指定されるので、基本が理解できていれば簡単
小梁の作図のコツ
大梁の作図ができれば小梁の作図はおまけのようなものです。
追い出し筋、中間材、追い終い筋の計算方法が理解できていれば小梁も大梁と同じように作図することができます。
製図台を使った作図に慣れるために職業訓練校の直前講座を受講しよう
専門学校では作図を綺麗に完成させるための配置を教えてくれます。
図の水色のように、用紙のどの位置にどの部材を描けば綺麗にまとまるのかをある程度把握しておきましょう。
学科試験対策
最後に学科試験対策です。
3年分やれば十分!チートシートを活用しよう
解説を動画で聞きたい方は講座をぜひ受講してください。(5月中に完成予定です)
CADも講座内で配布しようと思います。
マインドマップやチートシートは以下のリンクからどうぞ!