【PyCharm】pythonのバージョン管理【YOLOのインストール】

物体検知のエッジAIを実装するためにはPyCharmで環境を構築し、YOLOをダウンロードする必要があります。

初学者はPyCharmで環境を構築する際にエラーが生じてしまってなかなかうまく進まないことも多いのではないでしょうか?

pythonのバージョンが原因のエラーを解決するには新しいバージョンのpythonのパスを上位に設定する必要があります。

この記事ではローカル環境のpythonのバージョン管理について詳しく解説していきます。

YOLOのインストール

PyCharmで仮想環境が準備できたらYOLOのダウンロードをPyCharmで行っていきます。

WARNING: pip is configured with locations that require TLS/SSL, however the ssl module in Python is not available.

YOLOをインストールしようとすると以下のエラーがでました。

どうやらpythonのバージョンが原因でエラーが出ているようです。

python interpreterではPython 3.10.9を指定しており、公式ドキュメントをみても3.10のバージョンであればエラーがでないような記述がありました。

この原因はどうもpythonのバージョン指定がうまくできていないことにありそうです。

python interpreterとterminalのpythonのバージョンが違う?

今回はpython interpreterでPython 3.10.9を指定していましたが、terminalでpythonのバージョンを見てみると、違うバージョンのpythonが表示されています。

どうやらlocalのterminalではanacondaのpythonのバージョンが優先されて使用されているようです。

terminalで使用するpythonのバージョンを変更する

localの環境ではanacondaのpythonのバージョンPython 3.9.12が何故か優先されているため、上記のエラーが出ているようです。

まずは、pythonのインストールにはanacondaを使用する方法とIDEを使用する方法の2通りがあることを理解しておきましょう。

termialで使用するpythonのバージョンのパスを他のバージョンよりも上にする

terminalのpythonをanacondaのPython 3.9.12ではなく、直接ダウンロードしたPython 3.10.9にすればエラーが解決できそうです。

あとは、Python 3.10.9が保存されているディレクトリのパスをanacondaのpythonのパスよりも上位に移動すれば完了です。

改めてPyCharmで確認、YOLOのダウンロード

改めてPyCharmのterminalでpythonのバージョンを確認してみるとPython 3.10.9になっています。

改めてYOLOのダウンロードをpycharmで行ってみると無事にYOLOをインストールすることができました。

まとめ

この記事では初学者が陥りやすいpythonのバージョン管理について解説しました。

pythonのダウンロード方法にはanacondaを使用する方法とIDEを利用する方法の2通りがあります。

pythonのバージョンが原因のエラーでは古いバージョンのpythonが適用されていることがあるので、適切なバージョンのパスを上位にしてエラーを修正しましょう。