【建築】おしゃれな安全靴6選

工事現場では安全靴が必須です。

安全靴にはつま先に足の指を守るための鋼鉄製の板が入っている為、重たくて夏には汗で蒸れてしまうのが常識でした。

見た目もおしゃれとは言い難いデザインが多かった為、必須アイテムとしても出来れば履きたくないと敬遠されてきました。

しかしながら、「重い、ダサい」を払拭するような安全靴が出始めているのです。

今回はおしゃれな安全靴についてご紹介します。

そもそも安全靴ってどんな靴?

画像引用:「ミドリ安全」

まずは、安全靴の概要についてご紹介していきましょう。

「安全靴」と言われる靴には大きく3種類あるのをご存じでしょうか?

JIS規格でその性能が認められている「安全靴」

JSAAでその性能が認定されている「プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)」

JISやJSAAでその性能は認められていないけれど、つま先に鋼板などの芯材が入っているもの

そう、その靴に「安全靴」と書かれていたとしても、必ずしもあなたのつま先を守ってくれるとは限らないのです。

そこでJIS規格品の「安全靴」とJSAA認定品の「安全靴」について、ご説明します。

安全靴の定義とは?

画像引用:「ミドリ安全」

JIS規格で認定される「安全靴」の定義としては、「主として着用者のつま先を先芯によって防護し、滑り止めを備える靴」とあります。

つまり、工事現場などで鋼材や重機など扱う仕事をする現場作業員の方々の足を保護することを目的として、JIS認定工場で製造された靴を「安全靴」と呼ぶのです。

JIS規格では、「耐衝撃」「耐圧迫」「表底はくり抵抗」の3つの試験を行い、その性能の違いによって3つの作業区分に分けています。

同じJIS規格認定の安全靴でも、自分の作業区分にあった安全靴でないと、つま先を守れないこともあるのです。

安全靴とプロスニーカー®の違いとは?

画像引用:「ミドリ安全」

安全靴とプロスニーカーの一番の違いは認定先です。

安全靴はJIS規格、プロスニーカーはJSAA規格と、認定する団体が違っているのです。

また、安全靴は性能試験によって3つの作業区分に分類しているのに対し、プロスニーカーでは安全靴と同じ性能試験によって2つの作業区分に分類しています。

この点も、安全靴とプロスニーカーの違いといえるでしょう。

その他にも、素材の違いもあります。

安全靴では、長靴以外はすべて革製なのですが、プロスニーカーでは合成皮革や編物でも構わないのです。

画像引用:「ミドリ安全」

これらの試験結果は、靴底やベロなどに書かれていますので、確認することが出来ます。

おしゃれなおすすめ安全靴

画像引用:楽天市場「ワークストリート」

さて、今回は楽天市場でもレビュー評価が高い、あるいは人気のある安全靴をご紹介します。

実は、例えば「ワークマン」や「ミドリ安全」など、作業服や作業靴で有名なメーカーでも最近はおしゃれなデザインの安全靴が出始めているのですが、専門サイトのみで取り扱っているケースが多いです。

複数の専門サイトから選ぼうとすると、何を基準として選択をすればよいのか決めかねてしまいますよね。

そこで今回は、誰もが気軽に利用する楽天市場で「安全靴」と「プロスニーカー」をキーワードに検索し、購入者と☆の数が多い商品の中から、作業服だけでなくカジュアルな服装にも合いそうなデザインのものを選択しました。

まずは、「安全靴」の検索結果から、上位3足をご紹介します。

TULTEX51633:安全靴に見えないデザイン性と豊富なカラー

画像引用:楽天市場「安全靴ののんほいシューズ」

鋼製の先芯を使っていますので、しっかりとつま先を守ってくれます。

ただし、残念ながら「安全靴」として販売されていますが、JIS規格、JSAA認定どちらの規格にも認定されていないので、軽作業での使用をおススメします。

おすすめポイントとしては、一見して安全靴には見えない点と、カラーバリエーションがあるため年齢性別を問わず、また作業着以外にも合わせやすいという点です。

規格
甲被 合成皮革
アウターソール 合成ゴム
先芯 鋼製
重量 約450g(26.0cm片足の重量)
サイズ 22.5cm~28.0cm
カラー 6色(グレー、キャメル、ホワイト、ブラック、レッド、ブラウン)

TULTEX51603:JIS規格S種相当の鋼製先芯ながら女性でも気軽に使える

画像引用:楽天市場「ワークストリート」

見た目は完全にスポーツシューズで、安全靴には見えません。そのため、カジュアルな私服にも簡単に合わせることが出来ます。
しかも、JIS規格S種相当の鋼製先芯が入っているにもかかわらず、女性でも安心して履ける軽さを保っているのです。

規格 JIS規格S種相当(革製でないため、JIS規格認定されていません)
甲被 合成皮革
アウターソール 合成ゴム
先芯 鋼製
重量 345g(26.0cm片足の重量)
サイズ 22.0cm~30.0cm
カラー 3色(ホワイト×ネイビーライン、ホワイト×グリーンライン、ブラック×ブラウンライン)

チャーリーCH001:アパレル経営経験者が作った人気のハイカットブーツ

画像引用:楽天市場「ワークストリート」

アパレル店経営経験のある店長がデザインにこだわった安全靴です。

そのため、合皮製でありながらヌバック地を使ったタイプまで準備されており、ジーンズ以外のカジュアルな服装にも合わせることができます。

さらに、ハイカットタイプのため、つま先だけでなく足首までしっかりと守ってくれます。

規格 JSAA S級
甲被 合成皮革
アウターソール 合成ゴム
先芯 鉄製
重量 約490g(26.5cm片足の重量)
サイズ 24.5cm~28.0cm

おしゃれなおすすめプロスニーカー

画像引用:ピクサボーイ

ここからは、「プロスニーカー」の中でも、購入者が多く、かつ評価の高い3足をご紹介します。

IGNIOプロスニーカーミドルカット:ダイヤルで調整できるハイカットスニーカー

画像引用:楽天市場「まもる君」

「2秒で履いて!1秒で脱げる!」をうたい文句とした、ハイカットタイプのプロスニーカーです。

そのうたい文句通り、ダイヤル1つで簡単に靴ひもを締めたり緩めたりできますので、しっかりと足にフィットさせることも簡単にできてしまうのです。

規格 JSAA A種
甲被 合成皮革
アウターソール 屈曲溝付き耐油ラバー
先芯 樹脂製
重量 約440g(26.0cm片足の重量)
サイズ 22.5cm~29.0cm
カラー 3色(ブラック、ホワイト、レッド)

TEXCY WX プロスニーカー:メッシュと1トンガードの先芯を併せ持つハイテクモデル

画像引用:楽天市場「LONGPSHOE」

スポーツメーカー「アシックス」製のプロスニーカーです。

メッシュ素材で蒸れにくく、さらに先芯に樹脂を使用し、軽さと強度を兼ね備えた独自構造の先端を持った1足です。

規格 JSAA A種
甲被 合成繊維、合成皮革
アウターソール ゴム(耐油性)
先芯 樹脂
重量
サイズ 22.5cm~30.0cm
カラー 5色(ブラック、グレー、ネイビー、レッド、カーキ(迷彩))

mizuno オールマイティHW11LF1GA2000:安定性も重視したスポーツメーカー発の一足

画像引用:楽天市場「ライオン屋」

スポーツメーカーとして有名なmizunoから発売されているプロスニーカーです。

履き心地を追求した一足で、足裏にフィットする立体設計のインソールと、硬度の違う2つのクッションによってクッション性だけでなく、安定性まで備えているのです。

規格 JSAA A種
甲被 人工皮革、合成繊維
アウターソール ゴム(耐油、耐滑)
先芯 樹脂製
重量 約395g(26.5cm片足の重量)
サイズ 24.5cm~29.0cm
カラー 3色(ホワイト×ゴールド×グレー、ブラック×ホワイト、イエロー×ブラック)

まとめ

昨今、おしゃれな安全靴が様々なメーカーから発売されていますが、JIS規格認定の安全靴は革製でなければなりません。

ですが、革製の靴となるとカラーバリエーションに限度があり、女子でも履けるようなおしゃれな靴となると、残念ながら作るのには限度があるようです。

そのため、おしゃれな安全靴の殆どは正確にはJSAA認定のプロスニーカーなのです。

ただし、重作業用のH種の安全靴を必要としていないのなら、JSAA認定のプロスニーカーで十分に安全性を保つことができます。

これからは、安全なだけでなく、軽量でおしゃれなプロスニーカーで、他の現場作業の仲間に差をつけてみてはいかがでしょうか?